「私、妊娠していますが、この薬は飲んでも大丈夫ですか?」
パート1


目次


*妊婦と薬の基本編*

胎児や新生児に及ぼす薬の影響は、大きく分けてパパの問題とママの問題があります。

妊娠中の薬の服用による悪影響は、薬をのむ時期による危険度と、薬そのものの危険度によって変わってきます。
妊娠中の薬の服用は慎重にすべきですが、気付かず服用してしまった場合には、あまり神経質になり過ぎず、かかりつけの医師や薬剤師に相談しましょう。



以下には一般的な内容について述べました。

1.受精の可能性のある時期に男性に投与された薬の影響

2.受精前から妊娠3週末までに投与された薬の影響

3.妊娠4週から妊娠7週末までに投与された薬の影響

4.妊娠8週から妊娠15週末まで(妊娠3〜4ヶ月)に投与された薬の影響

5.妊娠16週から分娩までに投与された薬の影響

6.授乳期における薬の影響


* 妊婦と薬の素朴な疑問編*

Q. 「絶対薬って飲まないほうがいいの?」

A.
妊婦も必要な時には薬を飲んだほうがいいことがあります。
母体の危機は同時に胎児の危険です。母体や胎児を救うためにどうしても薬が必要な時には、使用することもあります。必ず、医師の指示に従ってください。でも、かならず申し出ましょうね。
一般集団でも出生後しばらくたって判明するものも含めると先天異常の発生頻度は3-4%であります。特殊な薬剤を除いて一般の奇形発生率と差はないので心配ないと思われます。


Q.「妊娠する前から薬を長く飲んでいるんだけど、子供が欲しい」

A.
慢性疾患があって、長い間薬を服用している方は、結婚や妊娠の前にぜひ主治医に相談してください。
出産の計画にあわせて薬の量を調節したりより安全な薬に変更できる場合には変更してより安全だからです。
妊娠中といえども,合併症(例えば高血圧などの薬を必要とするとき)に対して必要不可欠な薬剤は使用せざるをえません。
その薬剤がある程度以上に児に対して有害な副作用を有すると考えられる場合には,必要最少量に減量するか,同効薬があればより安全な他剤に変更することができます。
薬剤の添付文書に「妊娠中は投与しないこと」となっているものが、それに該当しますが、そのような薬剤は限られたものです。


Q. 「妊娠しているのを知らなくて薬のんじゃった!!!!!!!!!!」

A.
気がついた時点で主治医に申し出ておきましょう。あまり神経質になり過ぎず、随時かかりつけの医師や薬剤師に相談しましょう。