『アスピリン』と『ビールやコーラ』
アスピリンの吸収が遅くなり、薬の効果出現が遅くなることがある。
つまり、頭が痛いので薬を飲んでもなかなか効果が出てこない。
血液中の濃度がもっとも高くなる時(薬効のピーク)は、コップ一杯の水で飲んだ時には3時間後、ビールやコーラだと約5時間後。
図の引用
(日本病院薬剤師会雑誌 Vol.22 No.1より)
『アスピリン』と『アルコール』
アスピリンの吸収が早まり、作用が強く出る恐れがある。
時に、薬の作用が強く出すぎて、胃に穴があいたり肝臓、腎臓障害を起こす恐れがある。
大酒を飲んだ後に体内にアルコールが残っている可能性があるので注意。
ドリンク剤にも微量ながらアルコールが入っている(市販ドリンク剤-成分一覧表にアルコール含量を盛り込み、アルコール含量を参考)ので、風邪を引いたからといって、アスピリンを飲んでいる時にドリンク剤をゴクゴク飲むと危険。
また、同じアルコール量を飲んでもアスピリンを飲んでいる人の方が、血中のアルコール濃度が高くなることが分かっています。つまり、アスピリンを飲んでいる人の方が同じお酒の量でよく酔うということ。アスピリンの影響で胃の中のアルコール処理(アルコールデヒドロゲナーゼの働き)が低下し、アルコールの吸収率が良くなっていることが報告されています。
『アスピリン』と『100%野菜・果汁ジュースのビタミンC』
アスピリンを服用しているとビタミンC欠乏に陥りやすい。
アスピリン服用患者では、ビタミンCの血液中濃度が低いことがわかっています。アスコルビン酸がビタミンCの排泄させるのではないかといわれています。
動物実験の結果から、上記の組み合わせで壊血病や吐血する可能性があるとされています。これは、アスピリンにより、ビタミンCの消費を亢進させたり、腸管からのビタミンCの吸収を阻害することにより、ビタミンC欠乏症が起きるのではないかと推測されています。
果実の成分には、医薬品の薬理作用に影響する物質が含まれていることが多いので、一緒に服用することは、避けましょう。
『アスピリン』と『食事の有無』
胃の中に食事があるかどうかによってアスピリンの吸収にちがいが出る。
食べ物が胃の中にあると、吸収はゆっくり。でも、効果があらわれるのもゆっくり。
空腹時の方が吸収自体はよいが、胃への負担が大きくなる。
図の引用
(医薬ジャーナル Vol.19 No.1 or Clinincal Pharm.より)
『アスピリン』と『たばこ』
『アスピリン』と『他の医薬品』
<ワーファリンカリウム>(血液を固まりにくくして脳硬塞や心筋梗塞をはじめとした血栓症の予防に使用する)
→ワーファリンカリウムの効果が強く出すぎて出血しやすくなったり、止血されにくくなる。
<血糖降下剤>(糖尿病の人の血糖を下げる薬)
→血糖降下剤の効果が強く出すぎて血糖が下がりすぎて低血糖状態になる。
痛風治療薬→痛風の薬の効果が落ちる。または、頭痛などの副作用がでやすくなる。