『硫酸鉄』と『こ〜いお茶!』
従来鉄製剤とお茶の飲みあわせはダメ!といわれていましたが、現在は大丈夫です。お茶に含まれるタンニンという成分と鉄がくっついて吸収されなくなると報告されていましたが、近年の研究で鉄分の吸収が低下しても鉄剤を内服している限り、貧血改善効果が得られることがわかりました。
タンニンは、紅茶やコーヒーにも含まれていることがわかっています。

タンニン含有量の表
研究班の本 p237

心配な方は、お茶で鉄剤を服用するのをさけ水、白湯で飲むとかの工夫をしましょう。最低、一時間もあければ影響されないとされています。
ただし、抹茶のように「こ〜いお茶」とか「こ〜いコーヒ」ーはさけた方がいいでしょう。


『硫酸鉄』と『ビタミンC』
これは、だめじゃなくてよいほうです。ビタミンCは、胃酸を分泌させ鉄の吸収を促進し副作用を軽減する作用があります。服用中は意識して柑橘類などをとるようにしましょう。献立にオレンジジュースを加えるだけで鉄の吸収は5.7%から 12.9%に上昇します。また、動物性タンパク質も鉄の吸収を助けてくれます。


『硫酸鉄』と『他の医薬品』
<アロプリノール(痛風治療薬)>
→併用すると、鉄が肝臓に蓄積してしまいます。

<制酸剤>
→鉄の吸収が悪くなる。

<テトラサイクリン系抗生物質>
→鉄と抗生物質がくっついてしまい両方の吸収が悪くなり、両方の薬の十分な効果が得られない。

<ニューキノロン系化学療法剤(合成抗菌剤)>
→鉄と抗生物質がくっついてしまい両方の吸収が悪くなり、両方の薬の十分な効果が得られない。