『エリスロマイシン』と『牛乳・乳製品』
牛乳の中のカルシウムとくっついて(キレート化)エリスロマイシンが吸収されなくなります。しかし、メーカによって影響を受けるものと受けないものの2種類があることがわかりました。この抗生物質を飲む時は、お水か白湯で飲む方が望ましいです。どうしても牛乳などの乳製品をとりたい場合には、時間をずらすなどの工夫が必要です。赤ちゃんに飲ませるためにミルクに混ぜたり、ヨーグルトにのせて飲ませるのも避けた方がいいです。

牛乳成分の引用
研究班の表


『エリスロマイシン』と『食事の有無』
胃の中に食事があるかどうかによって抗生物質の吸収が変化します。エリスロマイシン製剤のうち、メーカによって影響を受けるものと受けないものの2種類があることがわかりました。あるメーカーのは、空腹時の方が吸収が良く、あるメーカーのは、食後の方が吸収が良いのです。これはエリスロマイシンの化学構造が微妙に違うことから差が出ていることがわかりました。

図の引用
(臨床と薬物治療, 901-904, Vol. 10, No.14, 1995)


『エリスロマイシン』と『ジュース』
エリスロマイシン塩基の方は、酸性化で不安定なので、酸度の強いジュースと一緒に飲むと、薬効が減弱する恐れがある。


『エリスロマイシン』と『他の医薬品』
<テルフェナジン、アステミゾール(アレルギーの薬)>
→心血管系への副作用がおこる可能性がある

<テオフィリン(喘息の薬)>
→テオフィリンの排泄がおくれ(代謝阻害)、テオフィリンの副作用がおこることがある

<ワルファリンカリウム(血栓症の予防)>
→ワルファリンの作用が強く出ることがあります。

<ジゴキシン(心臓の薬)>
→ジゴキシンの血中濃度が大きくなりすぎて副作用がおこることがある

<カルバマゼピン(抗けいれん薬)>
→カルバマゼピンの血中濃度が大きくなりすぎて副作用がおこることがある