『テトラサイクリン』と『牛乳・乳製品』
牛乳の中のカルシウムとくっついてテトラサイクリンが吸収されなくなります。この抗生物質を飲む時は、お水か白湯で飲む方が望ましいです。どうしても牛乳などの乳製品をとりたい場合には、時間をずらすなどの工夫が必要です。赤ちゃんに飲ませるためにミルクに混ぜたり、ヨーグルトにのせて飲ませるのも避けた方がいいです。

図の引用
(臨床と薬物治療, 901-904, Vol. 10, No.14, 1995)


『テトラサイクリン』と『食事の有無』
胃の中に食事があるかどうかによって抗生物質の吸収が変化します。
食事と一緒に服用すると、本来吸収される量の半分しか吸収されません。


『テトラサイクリン』と『カルシウム食品』
カルシウムとくっついてテトラサイクリンが吸収されなくなります。2時間あければ大丈夫といわれています。


『テトラサイクリン』と『アーモンドやピーナッツのようなマグネシウム食品』
アーモンドやピーナッツのような食品に含まれるマグネシウムがテトラサイクリンとくっついてテトラサイクリンが吸収されなくなります。マグネシウムが多く含まれる食品には、アーモンド、大豆、ピーナッツ、納豆、かき、ほうれんそう、いんげん豆、かつおなど。


『テトラサイクリン』と『高糖食・高脂肪食・高タンパク食』
高糖食・高脂肪食・高タンパク食によって普通の食事時より吸収が変化します。
空腹時と比べて、吸収される量の半分しか吸収されません。


『テトラサイクリン』と『サプリメントに結構多い鉄』
牛乳の中のカルシウムがくっつくように、鉄とテトラサイクリンがくっついて吸収されなくなります。カルシウムより鉄の方がより吸収阻害が大きく、牛乳を65%とすると、鉄は81%吸収が阻害されます。シーマックス500+アイアンといったサプリメントにも鉄分が強化されていたりするので注意が必要。


『テトラサイクリン』と『レバー・ウナギなどのビタミンA』
この併用で頭蓋内高血圧(激しい頭痛)をおこすかもしれません。レバー・ウナギ、春菊などビタミンAを多く含む食事時には注意。


『テトラサイクリン』と『他の医薬品』
<カルシウム、マグネシウム、アルミニウム(胃腸薬に広く使用されている)>
→テトラサイクリンとくっついて吸収されなくなり、両方の効果が十分得られません。最低、2時間はずらしましょう。

<鉄剤(貧血の薬)>
→テトラサイクリンとくっついて吸収されなくなり、両方の効果が十分得られません。最低、2時間はずらしましょう。

<ワルファリンカリウム(血栓症の予防)>
→ワルファリンの作用が強く出ることがあります。

<ジゴキシン(心臓の薬)>
→ジゴキシンの血中濃度が大きくなりすぎて食欲不振や吐き気、下痢などのジゴキシン中毒という副作用がおこることがある。

<炭酸リチウム(頭痛薬に使用されていることがある)>
→リチウムを尿から体外へ十分量、排泄できなくなり眠気や集中力の低下などの症状の現れるリチウム中毒という副作用がおこることがある。

<経口避妊薬>
→排卵抑制効果を阻害することがあります。